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2014年10月26日

くるみ幼稚園にて講演会


昨日(25日)東御市にある「くるみ幼稚園」にて

講演をさせていただきました。





テーマは

「幸せな親になるために」
~天使になった子どもたちが教えてくれた3つのヒント~



時間より少し早く東御市に到着した私は、

場所の確認をするため、事前に園の前まで行ってみました。


そこで園の門を見たとたん、急に懐かしい記憶が蘇りました。




それは、初めて娘を保育園に預けた日のことです。

その日は、春らしいポカポカしたお天気の日でした。


「泣いちゃうかな・・・。ひとりで大丈夫かな・・・。」


そんなことを思いながら

娘と手をつなぎながら園の入口まで歩きました。


入口には保育士さんが並んで新入園児を迎えていました。


K(娘)を見つけた担任の先生は明るく声をかけてくれました。


「Kちゃん。おはよう~!」


しかし娘は、歩いていた足をピタッと止めて、私の手をギュッと握りだしました。


そんな娘の姿を見た先生は、Kのところに駆け寄ってきて

「Kちゃん。一緒に中に入ろう!」

と言って、娘を抱き抱えます。


すると娘は、体をのけぞって泣き出しました。

「おかあさ~ん!おかあさ~ん!」



顔をクチャクチャにしながら泣いている娘を見たとたん、

私の目からも涙がこぼれてきて、思わず先生に言いました。


「先生、やっぱり今日はいいです・・・。

連れて帰ります。」


しかし先生は、そんな私の言葉にも動揺することなく、

プロの姿を見せてくれました。


「お母さん。

大丈夫です。安心してください。

泣いているのは今だけです。」


はっきりと言われた私は

しぶしぶ泣いているKを先生に預けて

園舎を出ました。



しかし・・・・



私の心の中の心配は募るばかり・・・・・



「きっと、ずっと泣いている・・・。

泣きすぎて吐いたするかもしれない・・・。

もしずっと泣いていたら、やっぱり連れて帰ろう!」


そう思った私は・・・



家に帰ることなく

まるで不審者のように

門の陰に隠れて

じーーーっと、中にいるKのようすをうかがったのです。


(確かにあのときの私はストーカーでした・・・。)


しかし!

心配する私の気持ちをよそに、

Kはなにごともなかったかのように

教室に入っていくではありませんか!




「えーーー!

お母さんいなくても大丈夫なの?

もう泣かないの?

お母さんより先生がいいの?」



さっきまで泣いていることを心配していたはずなのに、

今度はわけのわからない嫉妬心・・・。

本当に自分勝手な母親でしたicon11face02icon11






そんな母親だった私が

「幸せな親になるために」というテーマで講演をさせていただくのですから、

人生何があるかわかりません。



しかし、ひとつ確かに言えることは、

当時の私は、

子どもが笑っている時はもちろんだけど、

泣いている時も

ぐずっている時も

わがままを言っている時も

おもらしをしてしまった時でさえ

幸せでしかたがなかったということです。



私がそんな風に思うことができたのは

まぎれもなく、天使が教えてくれた3つのヒントがあったからです。




くるみ幼稚園のみなさま、昨日は天使が教えてくれた3つのヒントを聞いて下さり

本当にありがとうございましたface02

お話しに耳を傾けてくださっている時のみなさんの真剣な眼差しがとても印象的でした。

たくさんの皆様にご参加いただけたこと、心より感謝申し上げます






Posted by なかみゆ/中村美幸 at 17:18 Comments( 0 ) ・講師風景

2014年10月08日

塩尻市西部中学校にて公開授業


昨日(7日)塩尻市西武中学校にて

公開授業をさせていただきました。




テーマは
「いのちと心の授業」
~自分も人も大切にするために~

「いのちのセミナー」は

小学校高学年、中学生、大人の方に向けてお伝えしていますが、

一番準備に時間がかかるのが、中学生に向けてお話をさせていただく時です。


なぜなら・・・

私の子どもたちも中学生。


日常会話をしている中で、

大人の話をすんなりとは受け止めにくい年頃だということを

日々感じている私・・・。



「う~ん・・・。

どんなふうに伝えたら

多感な時期の子どもたちの心に響くのか・・・」



これが大きな課題です。



今回も、いつもの課題で頭がいっぱいになりました。


そんな時、ふと思い出したのです。



うちの子どもたち・・・

大人の言うことにはあまり耳を傾けないのに、

お友達の言うことなら、なんでも興味を持って話を聞いている


ということ・・・。



すると、ようやく答えが見つかりました。


私が講演でお伝えしていることは、

私が発見したことではなくて、

闘病中の子どもたちから教えてもらったことだった!

だとしたら

子どもたちが教えてくれたメッセージとして

そのままお伝えすれば

子どもたちは興味を持って聞いてくれるはず!



そして、昨日の公開授業では、

私が闘病中の子どもたちから教えてもらったことや、

私と子ども達が行ったやりとりを

なるべく忠実にお伝えすることにしました。


すると・・・


生徒の皆さんは

食い入るようにスクリーンを見つめたり

私の方を向いてお話に聞き入ってくれて

話の途中で行ったワークにも真剣に取り組んでくれました。



生徒の皆さんの心にはしっかりと伝わったようです。




毎日学校に行って

運動や部活動ができたり

友達と交流できること・・・

それは

当たり前のようで当たり前ではないこと。


事実、

今、重い病気と闘っている同年代の子どもたちがいるのだということ。




多感な時期の子どもたちだからこそ、

よりいろいろな感情が湧いてきて

話の中からたくさんのことを考えてくれたのだと思います。



最もお伝えするのが難しいと思っていた中学生の皆さんは

もしかしたら

私の話の中から

最もたくさんのことを吸収してくれる人たちなのかもしれません。



西部中学校の生徒の皆さん。

みなさんの吸収力に助けてもらった「いのちと心の授業」でした。

中学生の皆さんに、

当時同年代だった子どもたちのお話を聞いてもらえてとても嬉しかったです。


そして、保護者の皆様、地域の皆様。

公開授業にご参加いただき、本当にありがとうございました。

最後に

先生方、PTA役員の皆様。

準備の段階からいろいろとお気遣いいただきありがとうございました。

私にとっても大変有意義な時間となりました。

また、どこかでお会いできることを楽しみにしております♪
















Posted by なかみゆ/中村美幸 at 22:54 Comments( 0 ) ・講師風景

2014年10月04日

松本平「タウン情報」にて

10月2日(木)付 松本平「タウン情報」にて

桔梗小学校での講演会の様子が掲載されました。








千曲市に住む私のもとには「タウン情報」が届かないため、

PTA役員の方がわざわざ自宅までその新聞を送ってくださいました。


私は手元に届けていただいたその新聞を一枚ずつめくっていき、

ちょうど真ん中あたりまでめくったところで自分の姿を発見。


「うわ~! 幸せそうな顔してるなぁ~」

それが講演中の自分の姿を見た第一印象。



それもそのはず、

桔梗小学校での講演は

もう1ヶ月も前のことなのに、

あの時感じた温かな気持ちや幸せな気持ちが

今でも私の心の中に残っているのです。



そんなことを思いながら新聞を眺めていると、

私の携帯がメールを受信しました。


『プルルル、プルル~』


なにげなく携帯を開くと、


なんと、なんと!!


桔梗小学校の別のPTA役員さんからのメール!



『え~! すごい偶然!!』



メールの内容は、承諾をいただいておりませんので書くことはできませんが、

私にとっては本当に心温まる内容のメールでした。



私にとって「いのちのセミナー」は

私がどうしてもお伝えしたくて、聞いて欲しくて行っているセミナーです。


そのため私の中では

「エゴかもしれない・・・」

という思いが常につきまとっています。



だけど

私の心の中の葛藤を

いつも拭ってくださるのが

講演会主催者の方だったり、参加してくださったみなさんなのです。


「聞いてくださる方がいて、そこから何かを感じてくださる方がいるのなら

たとえエゴだとしてもそれでいい」

そう思わせてくれるのです。



本当に、ずっと支えられてきたなぁ。


転んだり、つまずいたり、時には起き上がれなくなるほど大転倒したりすることもあったけど、

いつもいつも周りの人に支えてもらって、背中を押してもらって、また歩き出すことができたなぁ。



あらためて幸せだなぁと思った今日一日でした。



Posted by なかみゆ/中村美幸 at 22:40 Comments( 0 ) ・雑誌・TVなど