長野大学にて
昨日、長野大学にて1年生の授業を担当させていただきました。
3ヶ月間かけて行われる「現代社会の私たち」という授業の中の第9回目で
ゲストスピーチとしてお話をさせていただきました。
お話の内容は「命について」「生きることについて」です。
長野大学の授業を担当させていただくようになってから
今年で4年目になりますが、
初めてお話をさせていただいた1年目のときは
「若い学生さんにとって、命について考える授業はピンとこないのでは?」
という不安がありました。
しかし意外にも、
今まであまり向き合ってこなかったテーマだからこそ、
ハッと気づいてもらえたり、日常を振り返ってもらえるのだということがわかりました。
それからは、
聞いていただく方がどう受け止めるのかを考えすぎるのではなく
自分の経験やその時感じたことを素直に言葉にかえていくことが
私の役割であり、だれかのお役に立てる事なんだなぁと思うようになりました。
そして昨日の授業終了後も
教授の方から学生の皆さんにこんなお話がありました。
「中村さんがこうしてお話ができるようになるまでには、
何年もの月日が必要だったと思います。
でもこうして、実体験を共有してもらうことで、
私たちも中村さんがその時感じたことを一緒に感じることができます。
ぜひ、今日感じたことを大切にしてもらいたいと思います。」
その言葉を聞いて私はふと、
「いのちの時間」を執筆中に、プロデューサーさんから言われた言葉を思い出しました。
『誰かに作られた言葉ではなく、あなたが感じたままを、あなたの言葉で表現しなさい。』
それは今の私にとって、とても大切にしたいことのひとつでした。
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