県内病院にて院内研修

なかみゆ/中村美幸

2014年03月24日 22:25

先週20日(木)、県内の病院にて研修をさせていただきました。


私にとって病院は

とてもお世話になった場所であり、

たくさんのことを学ばせていただいた場所であり、

なにより医療に携わる方が

どれほど高い使命感を持って日々のお仕事をされているのかを

目の当たりにした場所でもあります。


ですから、今回のご依頼を頂いた時には大変身の引き締まるような感じがしました。

そしてそれと同時に、

医療関係者の方々に関わらせていただけることに

大きな喜びを感じました。



私は渓太郎との闘病生活の一年間の中で

病院スタッフの皆さんが

「患者さんは何を望んでいるだろう」

「患者さんにとってどうすることが幸せなのだろう」

と日々考え、悩んでいる姿を見てきました。

それはまさに、病気を治すことだけでなく

患者本人やその家族の人生そのものの質を深く考えてくださっている姿でした。


ですから、病院スタッフのみなさんは

どんなに忙しい時でも、私たち親子にぴったりと寄り添ってお話を聞いてくださり、

私の辛い気持ちを一緒に担ってくださいました。

そんな方々に支えられ、助けられ続けた一年間でした。


そして、そんな当時のことを

研修の最後にお話させていただくと、

何人もの方が目頭を押さえながら聞いてくださるのです。


実際に私たち親子と接していたのではありませんが

ほんのちょっと話しただけで

一瞬にして、患者家族としての私の気持ちを察してくださるのです。

私はそんな姿を拝見して、本当に頭の下がる思いがしました。


私たちの健康や命は、医療に携わる方たちの使命に守られ、支えられているのだと

改めて感じました。


今回研修をさせていただいたことによって

私自身にどんな役割があるのか、

また、自分の経験はどんなものにも代え難い貴重な経験だったのだと

再確認させていただきました。


お忙しい中、研修を企画してくださった院長先生はじめスタッフの皆様、

参加をしてくださった皆様、

心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。














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