今日、長野県立こども病院内にある
『GACしろくま図書館』に
「いのちの時間」をお届けしてきました。
『しろくま図書館』の立ち上げから運営まで携わっておられるKさんは
私たち親子が入院していた当時に、一緒に闘病をしていた方です。
Kさんが立ち上げにも携わってこられた『しろくま図書館』の一角には
「泣き部屋」というスペースが設けられています。
そこは人目を気にすることなく、涙を流せる場所・・・。
そして、ゆっくりとお話を聞いてもらえる空間です。
その一角を眺めながらKさんがおっしゃいました。
「こういう場所が必要だったよね・・・。
私たちの泣き場所はトイレだったよね・・・」
私も廊下の片隅やトイレで、グッと涙をこらえたことが何度となくありました。
それでも私の場合は、個室にいることが多かったのと、
渓太郎がまだ赤ちゃんだったことで、
病室の中でも、先生や看護師さんにお話しを聞いてもらうことができましたが、
そうでなかったら・・・と思うと
人目を気にすることなく涙を流せる場所が必要だったなぁと思います。
こども病院に行くと、どこからともなく流れてくる
深い深い愛情を感じます。
「誰かが誰かのために・・・」
そんな気持ちがあちらこちらにあって、
人の温かさを感じずにはいられません。
わたしの大好きな人たちがいる場所。
かけがえのない大切な場所。