誕生日

なかみゆ/中村美幸

2013年01月19日 18:13

「はい!これ」

外から帰ってきた娘がピンクのリボンがついた袋を私に差し出しました。

「ん、ん?」

「お母さんのお誕生日のプレゼント>」

「え~!プレゼント買いに行ってたの?」

そう言いながら袋を開けてみると中からはカラフルなマカロン

「うわー!ありがとう!!おいしそう」
(ん?でもなんだかこのマカロン重たい・・・)


そう思いながら箱の裏を見てみると『入浴剤セット』

「マカロンの形の入浴剤かぁなんかもったいなくて使えないなぁ」

そんなことを言っていると、遊びに行っていた息子が帰ってきました。

「ただいまぁ」

「ねぇ、ねぇKちゃん!このマカロンおいしそうでしょ!」

私がふざけて言うと、真に受けた息子が言いました。

「うん!ぼく黄色が食べたい!」

「これ入浴剤だよ!お母さんのお誕生日のプレゼントだよ」

そう言う娘の隣で、私がちょっと意地悪そうに言いました。

「あれ?Kちゃんからのプレゼントは?」

「ん、ん・・・ぼくは・・・ちょっとトイレに行ってくる」

その息子の姿を見ながら娘と二人大笑い。

するとしばらくして息子が居間に入ってきた。

「はい、お母さん」

手には大きな袋が握られていました。

「なに?なに?」

「プレゼント」

「え?遊びに行ってたんじゃなくてこれ買いに行ってたの?」

「うん。友達と何がいいか相談しながら買ってきた」

「そうだったんだぁ。ありがとう!」

そう言いながら袋を開けてみると・・・

袋の中から出てきたのは『美尻メイククッション』

仕事をしている時に「クッション欲しいなぁ」と言っていたのを覚えていてくれたようです



二人がくれたプレゼントは、私の仕事を応援するための物だということがすぐにわかりました

『大切な人の大切なことを大切にする』
それが本当に相手を大切にするとこなのだとコーチングで学んだことを思い出しました


いつでも二人から大切なことを思い出させてもらいます



幸せなお誕生日をありがとう